目標を立てても続かない、途中でやる気が落ちてしまう。
そんな経験はありませんか?
「達成できるか分からない」「この目標で本当にいいのかな」と不安になる時もあるでしょう。
でも実は、その不安こそが成長のサインです。
この記事では、あなたが本気で自分を変えたい時にこそ立ててほしい、成長を引き出す良い目標の立て方を、具体例を交えながら丁寧に解説します。
良い目標とは?
多くの人は「良い目標」と聞くと、すぐに「達成できること」「確実に実現できること」をイメージします。
でも、それは本当の意味での良い目標とは言えません。
僕が考える良い目標とは、「達成できるか分からないけれど、自分を確実に成長させる目標」です。
つまり、今のあなたの延長線上ではなく、「少しだけ怖い」「背伸びが必要」と感じる目標こそが、成長を生み出すのです。
反対に、すでにできることだけを目標にしていると、安心感はあるかもしれませんが、そこには変化も成長もありません。
良い目標とは、あなたの現状を少し超える挑戦であり、未来のあなたを一歩先へ導くための道しるべです。
良い目標の特徴
- 成長を促す挑戦性がある: 今のスキルではまだ少し足りない。その「差」を埋める努力が必要な目標。
- 行動や成果が具体的: 「頑張る」「もっと良くする」ではなく、何をどこまでやるのかが明確になっている。
- 自分の価値観や目的とつながっている: 「なぜその目標を達成したいのか?」という意味づけができている。
これらの条件がそろうと、目標は単なる「やることリスト」ではなく、あなたの成長を支える「軸」になります。
なぜ“良い目標”を立てると成長できるのか?
僕がセッションやセミナーでよく聞くのが、「目標を立てたけど、自信がなくて不安です」という言葉です。
でも僕は、それを聞くたびにこう思います。
「あ、この人は今まさに成長の入り口に立っているな」と。
なぜなら、「不安を感じる」ということは、今の自分のスキルや経験ではまだ足りない部分があると認識しているということ。
つまり、それを埋めようとする過程で人は必ず成長します。
たとえば、あるクライアントさんは会社の展示会で初めて講師を任されました。
彼女は人前で話すのが苦手で、「失敗したらどうしよう」と毎日不安だったそうです。
でも、その不安をきっかけに、彼女は次のような行動を取りました。
- 人に伝わりやすい話の構成を学び、ストーリー設計を練り直す
- 資料のデザインや文字の見せ方を改善し、ビジュアル面を工夫
- 上司や同僚の前で模擬発表を行い、率直なフィードバックをもらう
- 時間内で話す練習を繰り返し、部分ごとの所要時間を把握
- 本番を想定して緊張を和らげる呼吸法やマインドトレーニングを実践
その結果、当日のセミナーは大成功。
彼女自身、「不安だったけど、やり切った」という達成感を味わいました。
次に登壇したときは、驚くほど落ち着いて話せたと言います。
不安をきっかけに学び、準備を重ね、行動したことで、彼女は確実に成長していました。
これこそが、良い目標が人を成長させる理由です。
成長につながる行動の連鎖
良い目標を立てると、次のような流れが生まれます。
不安 → 準備 → 学び → 自信 → 成長
不安があるからこそ、行動しようと思える。
行動するからこそ、経験と自信が積み上がる。
そしてその積み重ねが、新しいステージのあなたを作り出します。
だからこそ、「不安を感じる目標=良い目標」なのです。
良い目標の立て方【5ステップ】
ここからは、あなたが「良い目標」を立てるための具体的なステップを紹介します。
成長につながる目標は、偶然できるものではありません。
意識的なプロセスが必要です。
STEP1:今の自分を客観的に把握する
まず最初にやるべきことは、現在地の確認です。
自分のスキル・知識・習慣・時間の使い方などを洗い出して、「今の自分ができていること」「できていないこと」を可視化します。
ここでのポイントは、自己評価ではなく事実ベースで見ること。
「得意・不得意」や「好き・嫌い」も整理すると、どこを伸ばすべきかが見えてきます。
STEP2:成長したい分野を決める
次に、「どんな自分になりたいか」を明確にしましょう。
仕事で成果を出したいのか、人間関係を良くしたいのか、それとも自分の時間を増やしたいのか。
方向性を決めないまま目標を立てると、努力が分散してしまいます。
まずは「この分野で成長したい」と軸を決めることが、すべての出発点です。
STEP3:少し難しいけど実現可能な目標を設定する
良い目標は、少しだけ難しいのがポイントです。
「簡単にできること」は成長を止め、「無理なこと」は自信を削ります。
目安としては、「今すぐには無理だけど、努力すれば半年以内に達成できそう」と思えるレベルです。
この“背伸びの幅”を意識するだけで、行動の質が変わります。
STEP4:達成に必要な行動・スキルを洗い出す
次に、その目標を達成するために必要な行動をすべて書き出します。
「学ぶ」「練習する」「誰かに聞く」「準備する」など、できる限り具体的にリスト化します。
ここで大切なのは、行動ベースで考えること。
「成果を出す」ではなく、「何を・いつ・どのようにやるか」を明確にすることです。
STEP5:進捗を可視化して、定期的に見直す
良い目標を立てても、計画通りに進まないことはあります。
だからこそ、週単位・月単位で「うまくいっていること」「改善すべきこと」を振り返る習慣をつくってください。
進捗を見える化することで、行動が続きやすくなり、モチベーションも維持できます。
完璧を求める必要はありません。
止まらないことが何より大切です。
良い目標のチェックリスト
- 今の自分の延長線上にない挑戦か?
- 成長につながる学びが含まれているか?
- 行動レベルで具体的に表せているか?
- 「なぜそれをやるのか」という理由が明確か?
これらにすべて「はい」と答えられたなら、その目標は間違いなく良い目標です。
良い目標と悪い目標の違い
ここで、良い目標と悪い目標の違いを整理してみましょう。
両者を比べることで、どんな目標があなたの成長を止め、どんな目標が未来を拓くのかが見えてきます。
| 観点 | 良い目標 | 悪い目標 |
|---|---|---|
| 難易度 | 少し背伸びが必要 | 簡単すぎる・高すぎる |
| 明確さ | 行動・成果が具体的 | 抽象的で曖昧 |
| 感情 | ワクワク+少しの不安 | 不安だけ or 無関心 |
| 成長性 | 新しいスキルや経験が必要 | 今の自分で完結 |
悪い目標は「できそうなこと」を並べた安全圏。
良い目標は「怖いけどやってみたい」という挑戦心を刺激するものです。
後者の目標を持つ人ほど、結果だけでなく、自分自身の内面から変わっていきます。
良い目標を立てたあとに意識したいこと
良い目標を立てた瞬間から、あなたの中に不安が生まれるはずです。
でも、その不安を「悪いもの」と捉えないでください。
それは成長のプロセスが始まった証拠です。
- 不安を“敵”ではなく“成長のサイン”と捉える
- 完璧を求めず、まず一歩を踏み出す
- 挑戦した自分をしっかり褒める
僕もこれまで多くの挑戦をしてきましたが、どんな時も「自信満々」で始められたことはほとんどありません。
どんなに準備をしても、初めての挑戦には必ず不安がつきまといます。
でも、不安を感じながらも行動を続けた結果、見える景色は確実に変わっていきました。
不安を避けるのではなく、向き合いながら進む。
その積み重ねが、あなたを本当の意味で成長させてくれます。
まとめ|良い目標は「成長のための挑戦」
最後に、この記事の要点を整理します。
- 良い目標とは、達成できるか不安を感じるほど成長を促す目標
- 不安 → 準備 → 学び → 自信 → 成長という流れが生まれる
- 少し難しいけど実現可能な目標が、最も成長を引き出す
あなたがもし、今「達成できるか分からない」と不安を感じているなら、それはまさに良い目標を立てている証拠です。
その不安を恐れず、成長のチャンスとして受け止めてください。
どんなに小さな一歩でも、それは確実にあなたを変える力になります。
そしていつか、その一歩が大きな自信となり、次の挑戦へとつながっていきます。
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