振り返りを成功に繋げるコツ:反省よりも“できたこと”に目を向けよう

目標達成
この記事は約4分で読めます。

1. 振り返りは「成長の証」を見つける時間

多くの人が、日々や週・月単位の振り返り、またプロジェクトの終了後に、自分の進歩や成果を確認する機会を持っています。
しかし、この振り返りを行う際には、ある注意点を意識することで、モチベーションを高め、次の行動につなげることができます。

この記事では、どのような場面でも使えるポジティブな振り返りの方法をお伝えします。

2. 陥りがちな「できなかったこと探し」の罠

振り返りをするとき、つい「できなかったこと」や「足りなかった部分」にばかり注目してしまうことはありませんか?

たとえば、次のようなことを思い浮かべるかもしれません。

  • 「もっと効率よく進められたはず…」
  • 「計画通りにいかなかった部分が多かった…」

もちろん、改善点を見つけることは重要です。しかし、「できなかったこと」だけに意識が偏ってしまうと、
自分の努力や成果を見逃し、自信を失う原因になります。

3. 「ツァイガルニク効果」に注意!人は未完了に囚われやすい

心理学の「ツァイガルニク効果」をご存じでしょうか?
これは、「人は達成できたことよりも、達成できなかったことや中断したことを記憶に残しやすい」という現象です。

身近な例:

  • 部屋の掃除を終えたとき、「まだキッチンの棚が片付いていない」と悩んでしまう。
  • 実際には多くのスペースを綺麗にしているのに、それは当たり前と感じてしまう。

仕事でも、次のような状況で同じ現象が起きます。

  • 「あの報告が少し遅れてしまった…」
  • 「プレゼンで十分に伝えきれなかった部分がある…」

こうした心理的な傾向に流されると、自分の成功や努力を認識できずに終わる振り返りになりかねません。

4. ポジティブな振り返りの第一歩:「できたこと」に目を向ける

振り返りの際に、まず意識してほしいのは「できたこと」に注目することです。次のような質問を自分に投げかけてみてください。

  1. どんな成果を得られたのか?
  2. 成長した部分や新しく身につけたスキルは何だったのか?
  3. 以前よりも前進できたことは何だったのか?

「できたこと」に焦点を当てることで、自分の努力や進歩を認識し、肯定的な気持ちを持つことができます

5. 「自分を褒める」ことで得られる効果

「自分を褒める」ことは、次のような大きな効果をもたらします。

  • 自己肯定感が高まる
  • 次の行動へのモチベーションが生まれる
  • 新たな目標に前向きに取り組める

実例:クライアントの変化

あるクライアントさんは、「全然ダメだった」と自己否定していました。しかし、一緒に「できたこと」を掘り下げると、「意外と頑張っていた」と気づきました。
その結果、「次の目標にもっと自信を持って取り組みたい」という前向きな気持ちを抱けるようになりました。

6. 振り返りは「次のエネルギー」を生む時間

振り返りは単に反省するためのものではありません。
自分の成長や成果を確認し、次の行動に活かすエネルギーを生む大切なプロセスです。

ポジティブな振り返りの手順:

  1. 「できたことリスト」を作成する
  2. その努力を自分でしっかり褒める
  3. 次の目標設定に繋げる

このプロセスを実践することで、モチベーションを高め、次の行動へのエネルギーが湧いてくるでしょう。

まとめ:自分の成長を見逃さない振り返りを

振り返りは、自分を責める時間ではありません。
自分の可能性や成長を発見し、次に進む力を得るための貴重な機会です。

これから振り返りを行う際は、「できなかったこと」に目を向ける前に、「できたこと」を探し、自分自身を肯定する時間をしっかりと取ってみてください。
きっと、新しい力が湧いてくるはずです。

メルマガ【ビジタマ!】登録フォーム
365日毎日朝8時配信の無料メルマガに登録しませんか?
【日刊】ビジネスマン、起業家、個人事業主のための タイムマネジメント&目標達成能力アップを 研究・実践するメルマガ【ビジタマ!】
平土井 俊
この記事の著者

Time Creations代表。
プロコーチ。

のべ1000名以上の目標の実現、時間の使い方の改善、キャリアアップや独立支援をサポート(総セッション時間は1200時間を突破)。

電子書籍5冊の著者。

平土井 俊をフォローする
目標達成
平土井 俊をフォローする

コメント

処理中...
タイトルとURLをコピーしました