起業初心者へ:まずは「すぐに撤退できるビジネス」を選ぼう
起業したいけれど、何をすればいいのか迷っているあなたへ
起業を考えているけれど、具体的に何をビジネスにするか決めかねている方も多いでしょう。今回は、そんなあなたに向けて、起業の際に考慮すべき重要なポイントについてお話します。
結論から言うと、「すぐに撤退できるビジネス」を選ぶことが成功への鍵です。
なぜ「すぐに撤退できるビジネス」が良いのか?
起業に挑戦するも、思うように稼げない、収益が伸びないといった状況は誰にでも起こり得ます。この時、ビジネスをスムーズにやめられる選択肢があることは大きなメリットです。
例えば、会社員から独立したけれど、思いのほか上手くいかず、再び会社員に戻る。このような柔軟な行動ができるビジネスで起業することを、僕は強くお勧めします。
理由はシンプル――撤退が難しいビジネスを選ぶと、時間、資金、労力の消耗が甚大になるからです。
撤退が難しいビジネスとは?
具体的に、撤退しにくいビジネスの例を挙げてみます。
- 飲食業
- 在庫を大量に抱えるビジネス
これらのビジネスは、店舗や商品が実際に存在するため、たとえ事業を辞めようとしても、辞めた後も家賃や在庫処分費、人件費などのコストが残り、撤退がスムーズに進まないケースが多いです。
例えば、飲食店を経営していた場合、お店を畳もうとしても、家賃や設備費用、人件費、食材費などが辞めた後も圧し掛かってきます。在庫ビジネスでは、仕入れた商品をどう処分するか、保管している倉庫の費用などが負担となります。
このように、物理的なビジネスは撤退が難しく、心理的な負担も非常に大きくなります。
撤退が容易なビジネスの特徴
それでは、撤退しやすいビジネスとは何でしょうか?
その一つが、僕自身が取り組んでいるコーチング業やコンサルティング業、カウンセリング業のような、在庫や場所が必要ないビジネスです。
こういったビジネスでは、仮に辞めることを決めても、クライアントへの連絡と、必要であれば返金対応をすれば終了します。例えば僕がコーチングを辞める場合、クライアントさんへのメールとメルマガでの案内だけで済みます。これにより、すぐに次のキャリアに向けて動けるのです。
撤退しやすいビジネスを選ぶことで得られる「心の余裕」
「もし失敗しても、また就職して頑張ればいい」と思えることで、心の余裕を持ちながらビジネスに取り組むことができます。
実際、僕もそのようなマインドで仕事をしていますし、この考え方はビジネスにおいて大きな力となります。
ホリエモンが提唱する「儲かるビジネスの4原則」
さらに、ホリエモン(堀江貴文さん)が提唱する「儲かるビジネスの4原則」も参考になります。
その内容は以下の通りです。
- 小資本で始められる(初期投資が少ない)
- 在庫をできるだけ持たない
- 利益率が高い(経費が少ない)
- 定期的な収入が見込める
これらの条件を満たすビジネスは、儲かる確率が高いとされています。
コーチ業は儲かるビジネスの条件を満たしている
例えば、僕がやっているコーチ業を見てみましょう。
- 小資本で始められる
必要なのはパソコンとマイク、Zoomの使用料ぐらいです。僕はノートパソコンを1台買っただけで始めましたが、今も現役で使っています。 - 在庫を持たない
提供するものはサービスやデータのみなので、物理的な在庫は一切必要ありません。 - 利益率が高い
コーチ業は経費が非常に少ないため、利益率は8~9割と非常に高いです。 - 定期的な収入が見込める
6ヶ月や1年契約を結ぶことが多く、その期間中は安定的に収入が入ります。僕も4年先(2028年5月)までの定期的な収入がすでに見込めています。
起業のリスクを最小限に抑えるために
今回お伝えしたいポイントは、「起業する際のリスクをできるだけ低くする」ということです。そのためにも、まずは撤退しやすいビジネスを選ぶことが重要です。
最初から人生をかけて何百万円もの借金をして始める必要はありません。まずはスモールステップで始め、必要に応じて撤退できる余裕を持ちつつ、徐々にビジネスを成長させていきましょう。
結論:スモールスタートでリスクを抑えた起業を目指そう
起業は人生の大きな決断ですが、リスクをコントロールすることで成功の確率は高まります。今回のアドバイスを参考に、まずは「すぐに撤退できるビジネス」を選んでみてください。そして、心の余裕を持ちながら、最適な起業スタイルを見つけましょう。
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