起業家に多い悩み「価格設定どうすればいい?」
起業を目指しているサラリーマンや、すでに活動している個人事業主から、価格設定に関する相談をよく耳にします。
- 「商品やサービスの値段をどうすればいいかわからない」
- 「値決めが苦手で自信が持てない」
こういった悩みに対して、僕が普段お伝えしているシンプルな方法があります。それは…
自分が欲しい金額を基準に考える
まず取り組むべきは、「この内容なら自分はいくら欲しいか」を問いかけることです。例えば、新しい商品やサービスを作った際に、「30,000円くらいかな」と感じたとしましょう。この金額が、自分がその価値に見合うと感じた基準となります。
ですが、その次に待ち受けているのが「不安」です。
「高いかな…」と思ったときの対処法
多くの人は、「この値段だと高いかも」と感じると、つい価格を下げてしまいがちです。しかし、価格を下げる行動は長期的に見てリスクがあります。
- 安くしないと売れない悪循環を招く
- 利益が減り、ビジネスが苦しくなる
こうした問題を避けるために重要なのは、価格を下げるのではなく、価値を追加することです。
不安を払拭するために価値を追加する
「30,000円は高いかも…」と感じた理由を洗い出し、その不安を解消する方法を考えます。以下のようなアイデアが役立つでしょう。
- 詳しいマニュアルやガイドを作成する
- 購入後のサポートや特典をつける
- Q&A動画で顧客の疑問や不安を解消する
こうした取り組みを重ねると、次第に「30,000円では安すぎる」と感じる段階に到達します。この状態が理想的な価格設定です。
「安さで勝負」から脱却するために
価格を下げ続けると、「安いから買う」という顧客層に依存してしまいがちです。この状況では利益が圧迫され、結果として事業が苦しくなります。特に起業初期では、これが原因で行き詰まるケースも多いです。
だからこそ、「自分が欲しい金額」を基準にし、その金額に見合う価値を提供することを目指してください。
自分も顧客も満足できる価格設定を目指そう
この方法で価格設定を行えば、顧客に十分な価値を提供できるだけでなく、自分自身も納得のいく報酬を得られます。お互いが満足できる取引が増えれば、ビジネスの持続可能性も高まります。
価格設定で迷ったときは、以下のステップを参考にしてください。
- 「この内容ならいくら欲しいか」を考える
- 不安がある場合は価格を下げるのではなく、価値を追加する
- 「安すぎる」と思える価格を目指す
これが、長続きするビジネスを実現する第一歩です。価値をどんどん高め、理想的な価格設定を追求しましょう!
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